嵐の後の九州で乗りつぶし
2005年9月10日から12日にかけて、九州の私鉄線制圧の旅に行ってきました。
今回は出発直前に台風が九州地方を直撃し、乗りつぶし対象路線の高千穂鉄道の線路が流されて運休になるという番狂わせが発生しましたが、その他の路線については全く問題なかったことから早急に行程を修正し、当日を迎えることとなりました。
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【9月10日】
武蔵中原 508-(南武線)-522 川崎-京急川崎 539-(京急)-551 羽田空港 630-(全日空981便)-810 福岡空港 819-(福岡市交)-823 博多 840-(福北ゆたか線)-943 直方 1005-(平成筑豊鉄道)-1038 田川伊田 1052-(日田彦山線)-1056 田川後藤寺 1110-(平成筑豊鉄道)-1122 金田 1127-(平成筑豊鉄道)-1223 行橋 1231-(日豊本線)-1304 小倉 1320-(北九州モノレール)-1339 企救丘-(徒歩)-志井公園 1409-(日田彦山線)-1416 城野 1428-(日豊本線)-1449 行橋 1504-(ソニック29号)-1559 別府 1603-(タクシー)-1610 ラクテンチ下 1620-(ラクテンチケーブル)-1623 ラクテンチ上 1640-(ラクテンチケーブル)-1643 ラクテンチ下 1647-(タクシー)-1655 別府 1745-(九州横断特急7号)-2013 立野 2031-(南阿蘇鉄道)-2057 高森 2101-(南阿蘇鉄道)-2127 立野 2130-(阿蘇高原線)-2206 水前寺-(徒歩)-水前寺駅通 2216-(熊本市電)-2228 辛島町
この日の対象路線はかつての筑豊炭田を支えた国鉄の赤字ローカル線を引き継いだ「平成筑豊鉄道」と小倉駅を起点に北九州市内を走る「北九州モノレール」、さらに難所と言われる「ラクテンチケーブル」と本来は2日目に乗るはずだった「南阿蘇鉄道」の4社です。
朝5時前に川崎の我が家を出発し、全日空981便で福岡入り。福岡空港からは地下鉄、福北ゆたか線を乗り継いで直方まで向かいます。
直方から平成筑豊鉄道に乗車します。かつては乗りつぶしを開始します。ここはかつて炭坑から積み出した石炭を運ぶために敷かれた路線だったことから、一部複線区間が存在する他、行き違い出来る駅も有効長に余裕があったりと、過去の栄光が見え隠れします。当然今走っている列車はごく普通のレールバスなので、あまりに余裕がありすぎる訳ですが…。
田川伊田から1駅だけ日田彦山線を利用して田川後藤寺に移動。そして再び平成筑豊鉄道に乗ります。先ほど通過した金田駅まで一旦戻り、再び田川伊田を経由して日豊本線の行橋まで進みます。
行橋からは一度北上して小倉へ向かい、2番手となる北九州モノレールに乗車します。小倉駅のものすごい構造に圧倒されたものの、走行時の速度が実に遅く、東京モノレールになれてしまった私としてはちょっと物足りない感じがしました…(^^;;;。
終点の企救丘からはすぐそばにある日田彦山線の志井公園まで徒歩行軍で移動。先ほどから怪しげだった空模様もさらに悪くなり、ホームに入るとざんざん降りの雨に…。20分後にやってきた鈍行で城野まで北上。城野からは再び日豊本線に乗り込み、別府を目指します。
ところがここで先行する列車の遅れを受け、乗車予定の鈍行が約5分遅れで入線。行橋から乗り継いだソニックも2分遅で出発。車窓を眺めていると天候がどんどん悪化していく状況が目に見えてわかるだけに先行きが心配になります…。
今回初乗車となる「白いソニック」は革張りのシートでちょっと豪華な雰囲気。別府までの1時間をゆったりと過ごします。しかし空模様はどんどん悪くなる一方。この後の行動に影響が出なければ良いのですが…。
別府には約5分延で到着。ここから「ワンダーラクテンチ」にあるケーブルカーを目指します。駅前の案内を見たものの、バスの路線がはっきりしないため非常手段のタクシーに乗車して移動します。
ワンダーラクテンチに着いてからは早速入場券込みの乗車券を購入。10分ほどの待ち時間を経てついに乗車となります。わずか数百メートルの路線を3分で走破し乗車完了。
折り返しまでの時間どうしようか?と悩んでいたところ、駅舎内からケーブルカーの"運転士さん"が出てきて私に声をかけてくれました。そして何と駅舎内に案内してくれて、滅多に見ることの出来ない運転台や駆動部分を見せてくれていろいろ説明までしてくださいました。
ちょうど発車時間になったところで説明が終わり、お礼を述べて下山することに。後ほどタクシー待ちの時に遊園地職員の方とお話をしたところ、先ほど案内をしてくれた運転士さんはここのケーブルカー一筋ウン十年のキャリアで、鉄道好きの人が来ると喜んで案内をしてくれるとのこと。来年全線完乗を果たした際には再びここを訪れて報告をしなくては…と思いつつ、再び別府へと戻ります。
別府駅構内で夕飯を食べてから九州横断特急7号に乗車。別府出発時点では定刻でしたが、大雨の影響で下り方列車の遅延が発生し、途中最大10分強の遅れが発生(x_x)。それでも交換待ちの時間をうまく使いながら徐々に遅れを取り戻し、立野到着時には5分延まで回復してくれました。
立野からは南阿蘇鉄道を一往復。当然周囲の風景も見えないので、一番前の座席に座ってで前方の様子を眺めて過ごします。
高森から折り返しの最終上り列車に乗り再び立野へ。ここからは定刻で接続となった普通列車で水前寺まで進みます。さすがに雨も峠を越したようで、対向の列車の遅れもなくなり、定刻通りに水前寺に到着。徒歩で市電の水前寺駅通まで移動し、ツリカケのうなりが楽しい旧型車に乗って一路辛島町へ。そして電停からもほど近い宿へと転がり込み、長い長い一日の行程を無事に終えました。
辛島町 815-(徒歩)-830 藤崎宮前 855-(熊本電鉄)-901 北熊本 902-(熊本電鉄)-911 上熊本 918-(熊本市バス)-926 交通センター 957-(産交バス)-1027 熊本港 1110-(熊本フェリーオーシャンアロー)-1145 島原外港 1207-(島原鉄道)-1311 加津佐 1340-(島原鉄道)-1604 諫早 1637-(大村線)-1759 佐世保 1813-(松浦鉄道)-1817 中佐世保(泊)
翌11日は8時過ぎに宿を出発。対象路線は対岸の島原鉄道のみということで、懐かしい東急5000系が走っている熊本電鉄に寄り道することにしました。
とぼとぼ歩いて15分ほどで藤崎宮前に到着。10数年前に訪れた時の古めかしい駅舎は跡形もなく、パチンコ店併設のこぎれいな建物に変わっていてビックリ。狭い通路を抜けて行き、小さな改札口からホームへと入ります。
程なくしてやってきた御代志行き電車は元都営三田線の6000系。車内の吊り輪には今はなきさくら銀行の広告が貼られていて思わずニヤリ。
6分ほどで北熊本に到着。隣のホームに止まっている上熊本行きは10数年ぶりに再会する東急5000系(^^)。懐かしいえんじ色のシートに座り、長い吊り輪の揺れる様子を眺めながら、上熊本までのひとときを過ごします。
しかし楽しい時間というものはあっという間に過ぎ去るもので、10分程で上熊本に到着。名残惜しかったものの、その後の行程もあるため5000系に別れを告げ、市営バスで交通センターへ移動します。
交通センターからは産交バスに乗車。熊本港まで移動し、熊本フェリー「オーシャンアロー」で島原へ渡ります。今日は天気が穏やかなお陰で非常に快適な船旅となり、気分上々で島原外港で下船します。
港から5分程歩くと島原鉄道の島原外港に到着。古めかしい小さな駅舎に入ると女性の駅員さんから「こんにちは」と声をかけられたので、早速切符を購入します。
20分ほどで加津佐行きの列車が入線。しかしやってきたのは期待していた旧型ディーゼルカーではなく、ごく最近投入されたばかりの新型レールバス。ちょっと残念に思いながらも、山側の席に座り終始沿線に見える普賢岳と90年代の大噴火でできた痕跡を眺めながら車内でまったり過ごします。
加津佐の折り返し待ちで昼ご飯を入手し、車内でランチタイム。帰りは海側の座席に座って美しい有明海の海を眺めて過ごします。
約2時間半で諫早に到着。ここからさほど間を開けず接続を取った大村線の普通列車で佐世保まで進み、さらに松浦鉄道に乗り換えて中佐世保駅へと向かいます。
まだ日があるうちに中佐世保駅に到着。今日はここで終了とし、明日の早起きに備えて早寝することにします…。
中佐世保 600-(松浦鉄道)-835 伊万里 900-(松浦鉄道)-926 有田 939-(みどり8号)-1100 博多 1108-(鹿児島本線)-1205 八幡 1205-(徒歩)-1225 帆柱ケーブル山麓 1230-(帆柱ケーブル)-1235 山上 1300-(帆柱ケーブル)-1305 山麓-(徒歩)-高速帆柱ケーブル 1310-(西鉄高速バス)-1422 天神・天神南 1445-(福岡市交七隈線)-1509 橋本 1515-(福岡市交七隈線)-1539 天神南・天神 1551-(福岡市交空港線)-1602 福岡空港 1830-(全日空264便)-2010 羽田空港 2024-(京急)-2033 京急蒲田 2038-(京急)-2041 京急川崎-(徒歩)-川崎 2107-(南武線)-2123 武蔵中原
最終日は朝6時に中佐世保駅を出発。途中かつての"最西端駅"たびら平戸口を通り、数年ぶりにやってきた伊万里を経由して有田まで、約3時間半の長旅となります。
有田からは久々に乗るハイパーサルーン使用の特急みどりに乗車し、一路博多へ。朝早かったせいかさすがに眠気に見舞われ、うつろうつろしながら過ごします。
博多から鹿児島本線の区間快速に乗り換えて八幡へ。徒歩行軍で帆柱ケーブルの駅を目指します。駅前からひたすら急な坂道をあがっていくと山麓駅に到着。ここからは架線が張られていないちょっと特殊なケーブルカーで山頂駅を目指します。
山頂駅に着いてからは折り返しまで時間があったので、すぐそばのリフトで山頂まで登ります。眼下には北九州の工場地帯が見えるほか、玄界灘の姿や筑豊の山々の姿も見えるなど、非常に素晴らしい眺めが楽しめました。
下山してからは西鉄高速バスで一路天神へ。道路が空いているお陰でさほど時間をかけずに天神へ到着。ここでいよいよ九州内最後の対象路線である福岡市交七隈線に乗車します。天神の地下街につながっている改札口からホームに入ると、大江戸線と同じサイズの車両が登場。こちらの方がデザインが凝っていて、狭苦しい印象がないのが特徴的です。
約25分程で終点の橋本に到着。これで先日の台風で休止となってしまった高千穂鉄道以外の九州内私鉄各線は全線完乗となりました(^^)。
その後は折り返しの電車で天神へ戻り、地下鉄を乗り継いで福岡空港に。おみやげを購入後はサクッと全日空264便で帰京…のはずが、羽田で起きたトラブルの影響で何と50分延とのこと。まさか最後の最後でこんなオチが待っているとは想像すらしていなかったので、ガックリ来たことは言うまでもないと思います…(^^;。
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いろいろトラブルに遭ったものの、無事旅を終えることができました。今回の作戦終了時点で残り未乗率は10.4%となり、だいぶ終わりが見えてきた感じがします。
今年はいよいよ「最後の詰め」をする1年になりますが、念願の完乗に向けてさらに頑張っていきたいと思います(^^)。
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