幕末から維新をたどるとっても鉄な旅
1999年7月22日~26日にかけて、夏恒例の乗り歩きの旅へと出かけてきました(^^)。今回の目的は中国地方のローカル線のおっかけと「るろ剣の世界」に浸る(^^;ことでした。
なおこのページの写真の一部に白黒のものがありますが、これは実際白黒にて撮影したものなので異常はありません。
7月22日は仕事が終わって一服してからの出発となりました。今回の旅の始まりは寝台特急出雲号。今話題のサンライズは帰りに乗る予定だったのであえて敬遠をしたのです。しかしこの出雲号、夏休みでありながらかなりすいており、昨今の夜行列車凋落の様子をかいま見ることとなりました(;_;)。
23日は浜坂あたりで目が覚めました。車内販売のかにずしを朝食とし、松江到着までのひとときを車窓を眺めながら過ごします。天気はいまいちパッとせず、晴れたり曇ったりという状態が延々と続きます。
松江からは木次線直通備後落合行きに乗り換え。たった1両のディーゼルカーでしかもロングシートという悪夢のような状況に一瞬くらくらっとしました(^^;。そんな状況にくじけることなく、木次線の風光明媚な車窓を楽しみます。
途中の「三段スイッチバック」出雲坂根駅では延命水を飲み、ちょっとだけ長生きできるような気分を味わいました(^-^)。小休止の後スイッチバックを無事越えると今度は駅の見える所やおろちループの側で徐行をするという大サービスが行われ、私も写真を撮らせてもらいました。
#この時の運転士さんの粋な計らいには本当に感謝です(^-^)。



そして備後落合からは懐かしの気動車急行「ちどり」(もちろんキハ58(*^^*))で三次へ進み、この旅で唯一の旅行貯金活動へ出ます。運良く駅周辺に2局あり、予想外の収穫でした(^^;。
この後は今回の旅一番の難所、三江線制覇となります。途中では乗客が自分一人になったり、石見川本では30分に及ぶ長時間停車を味わったりと、ローカル線の雰囲気をたっぷりと楽しみました(^^)。
もう真っ暗闇となった江津からは山陰本線を西に進み、浜田で一度乗り換えをしたのち益田に到着。この日はここで打ち止めとなりました。
翌朝は山口線の始発列車で津和野まで1往復し乗りつぶしの記録を伸ばします。再び益田へ戻ってからは山陰本線に乗り換え、念願の萩へ向かいます。
1時間ほどで東萩駅に到着し、駅前のレンタサイクルを借りていよいよ街歩きに出ます。萩城址に「るろ剣」でおなじみの高杉晋作、桂小五郎の生家などを見学し、幕末の萩をたっぷり味わいました。しかもありがたいことに、街自体をあまりいじり回していないため、かつての武家屋敷で使われていた壁などがうまい具合にくすんでいて好感が持てました(^-^)。


そして最後の締めに松陰神社へ行き、松下村塾を見学して駅に戻ろうとするとよりによってレンタサイクルの鍵を紛失し大騒ぎ(x_x)。もたもたしているとバスの時間になってしまうので駅まで担いで持ってかえることにしました(^^;。

なんとかバスの時間前に駅へ戻り着き、レンタサイクル屋のおじさんに事情を話すと「電話してくれれば合い鍵を持っていったよ」と言われて我に返りました(爆)。これこそ「骨折り損のくたびれ儲け」という感じでした。
返却手続きを終えて今度はバスで津和野へ向かいます。東萩駅からバスに乗ったのは何と私一人でしたが、その後バスセンターから大量の乗車がありました。しかしながら停留所ごとに人は減り、途中の吉部というバス停で再び私だけになりました。ここで時間調整の小休憩があり、お茶を飲んで一服します。そして運転士さんからエアコンのガスが抜けているとの説明があったため、窓を全開にして綺麗な空気を吸いながらの旅路となります。この後途中乗降は一切無く、時間通りに津和野駅に到着しました。運転士さんからお詫びの一言がありましたが、こちらとしては快適なドライブが出来たのでお礼を言ってバスを降りました(^-^)。
津和野の滞在時間もさほどないため、こちらもレンタサイクルで町中をふらふらと走り回ります。先ほどの萩に比べると手を入れてしまっているため妙に真新しい感じがするのは残念でしたが、それなりに趣はあったのが救いでした。
森鴎外旧宅を見た後再び駅へ向かいます。途中神社の横を通りかかるとなにやら人だかりがあったので立ち寄ってみると、30分後にかの有名な鷺舞をやるとのこと。まさか生で見れると思っていなかったので待つことにしました。
そして時間になると、優美な鷺舞が始まりました。やはりブラウン管を通して見る舞とは違い、美しい中にも力強さがあり、思わず見入ってしまいます。そんなうちに列車の時間が迫ってきたため、最後まで見れないのが残念でしたが駅へ戻ります。
レンタサイクルを返却し、お土産を東京に送ります。一段落して改札待ちをしていると、先ほどの鷺舞の一行が駅前に現れ、今度はここでお披露目をしてくれました。今度は先ほどよりもいい場所にいたので、舞の様子がゆっくりと見れました(^^)。
そして20年越しの念願である「やまぐち」に乗り込みます。以前はブルーの12系だったのですが、今はレトロ調の客車に変わっており、しかも今日は特別にマイテ49連結にC56+C57重連という極めて豪華な編成になっていました\(^o^)/。


時間になると力強いドラフト音と共にゆっくりと列車は動き出しました。今回は重連ということで、加速・減速のタイミングをとる汽笛があり、C56とC57の微妙な音の違いをたっぷりと楽しめました(^-^)。
向かい側に座った年輩のご夫婦からお菓子を戴き、お話をするうちに山口に到着。ふとガイドブックに目を通すと何とも興味深い町で、次に来るときは1日歩く時間を設けたくなりました。
再び走り出すとほどなく終点の小郡に到着。 今宵の宿にチェックインし、荷物を降ろして小野田線乗りつぶしへ。宇部経由で居能へ入り、ここから小野田線へ入ります。少ししてやってきた電車はクモハ123で、小野田港辺りで花火があるため満員状態(x_x)。しかも中高生達が出口付近に固まるため乗るだけでも一苦労でした(-_-;。
#この辺はどの地方でも同じよ良からぬ慣習ですね…。
そのご一行が花火会場近くの駅で下車すると今度は空気輸送一歩手前という状況に代わり、先ほどまでの盛況がウソのように感じました(^^;。
小野田に到着後はそのまままっすぐ小郡へ戻り、明日の早起きに備えて早めに床へ着きました…。
翌朝は宇部線の始発電車に乗り宇部新川へ向かいます。目的は言うまでもなくクモハ42の出庫列車に乗るためです。せっかく乗るので、1分でも長く乗ろうと多少無理をした訳です(^^;。

時間になるとがらがらと音を立てて扉が閉まり、そして魂を揺さぶるようなツリカケサウンドが車内に響き始めました。あまりに感動して思わず卒倒しそうになりましたが、気を取り直して久々の旧型国電の旅を楽しみます(^^)。
長門本山の折り返しでは撮影タイム。一緒に乗っていた同業者の皆さんたち(^^;があちこちに散らばっていきます。目的を果たして車内に戻ると運転士さんが乗車記念証を渡してくれると言う嬉しいハプニングが(^-^)。これはもう家宝にするしかないですね。
雀田到着後は居能、宇部経由で徳山をめざし、徳山からは岩徳線の乗りつぶしを敢行します。車中で時刻表を広げると当初予定よりも1時間早く行動しており、この列車の終点岩国から錦帯橋に立ち寄ることとしました。


駅前から市バスに乗り、20分ほどで錦帯橋のたもとに到着。長らく写真でしか対面できなかったこの橋とついに対面を果たしました\(^o^)/。ゆっくり噛みしめるように橋を一往復し、再び駅へ戻ります。ちょうどバス停に戻ると岩国市営の名物バス「いちすけ号」が停車しており、慌てて飛び乗ります。このバスはかつて岩国に走っていた路面電車(戦前に廃止になったとか)の跡を走っているそうで、思わず目を皿にして町並み観察をしてしまいました(^^;。
再び山陽線に乗り込み、数年ぶりの広島市内へ。今回は可部線の乗り換えのため横川で下車し、ホームで列車を待ちます。ここも毎度おなじみ105系が現れ、可部まではサクサクと進んできます。いよいよここからは運転本数も激減し、今度の三段峡行きを逃すと大騒ぎになるので入線と同時に乗り込みます(^^;。
可部から先は、都会の風景から一転ローカル線の色が出てきてのんびりした空気になってきました。もう少し涼しければ窓を全開にして楽しみたいくらいです。
暫くのほほんと車窓を眺めているうちに終点の三段峡に到着。かつては浜田を目指した線路も駅のすぐ側でとぎれていて、ちょっと寂しい気分になりました…。
駅前で会社の先輩に戦果報告の電話をしているうちにバスが入線。話し終わってから「外周席」を陣取り車窓を楽しみます。そして戸河内からは何と中国道に乗り、80km/hという路線バスとしては最高のスピードを味わいます。自分の車の80km/hと違って迫力があり、ちょっとドキドキしてしまいました(^-^;。
広島市内に入り一般道に入ってからも途中からの乗車はなく、ほぼ定刻にバスセンターに到着。ここから広島駅までは広電に乗車します。自分としては京都市電が来ることを願っていましたが、残念ながらやって来たのは大阪市電。先に進まなくてはいけないので飛び乗りましたが、その後追っかけてきたのが何と京都市電!!! 悔しくて仕方ないのでいずれリベンジを果たすことを誓い、再び山陽線に乗り込みます。
この先は乗り残しになっていた呉線経由で糸崎へ。運良くクロスシート車だったので、海側に席を取って外を眺めます。噂通りの素晴らしい車窓に思わず見とれてしまいました(^^)。糸崎に着く頃には日も暮れ、あとは岡山を目指すだけとなりましたが、ふと尾道ラーメンの存在を思い出しふらりと途中下車をしました(^^;。案の定駅前に取り扱っているお店があり、キビナゴの天ぷらをおかずに背油入りのラーメンをしっかり楽しみました(^^)。
その後岡山に向い、サンライズ入線まで岡山電軌の乗りつぶしを敢行し時間つぶしをします。すべて乗り終えて駅に戻ってくるといよいよこの旅最後の列車になる「サンライズ」に乗り込みます。登場して1年目にしての乗車ですが、もう疲れもピークを迎えているため車内をちらりと見物した後床に着きました(^^;。

と言うわけで、旅が終わって1ヶ月半経ってやっと完結しました(^^;。またまた駆け足の紀行文になってしまいましたが、ぜひご感想をお寄せください。
| 固定リンク | コメント (0) | トラックバック (0)






最近のコメント